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麹町大通り② (半蔵門ファーストビル及びラ・トゥール半蔵門)

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上記地図は、昭和61年版の航空住宅地図です。

上記地図の半蔵門交差点に面する赤枠印の場所に、以前は東條会館・東條写真館がありました。

東條写真館は、創業者東條卯作が明治45年(1912年)に開業し、皇族や政財界の方々にも利用されていた由緒ある写真館です。建物は建て替えられ、昔の面影はありませんが、皇居の半蔵門やお濠の半蔵濠・桜田濠は昔のままの姿を残しており、当時を知る方には想い出深い場所のようです。

現在、東條写真館跡地には、下記写真の建物「半蔵門ファーストビル及びラ・トゥール半蔵門」が建築されています。

半蔵門ファーストビル及びラ・トゥール半蔵門は、平成16年に竣工し、1~11階までが事務所(半蔵門ファーストビル)、12~15階までが賃貸住宅(ラ・トゥール半蔵門)として利用されています。

( 建築概要 )

敷地面積:2,143.27㎡

建築面積:1,535.55㎡

述べ面積:23,828.22㎡

構造:鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造及び鉄筋コンクリート造(免震構造)

階数:地下2階、地上15階

高さ:GL+67.6m

駐車台数:67台

 公開空地の表示板を撮影

東側公開空地部分から南東方の半蔵門・霞ヶ関方面を撮影

南東方から半蔵門ファーストビル及びラ・トゥール半蔵門を撮影

南西方から皇居・半蔵門、東京駅方面を撮影

麹町大通り沿いは、かつては指定容積率が700%でしたが、平成元年10月から800%に変更となり、従来の700%で建築された建物と800%に変更後の建物とでビルの高さに段差が生じてきています。

半蔵門ファーストビル及びラ・トゥール半蔵門は、容積率800%の指定後に建築されただけでなく、公開空地や住宅を設けて市街地住宅型総合設計制度の適用を受け、割増容積をもらって建築されているため、周辺の建物よりも一段と高くなっています。

東側に皇居を望むことから、建築中に皇宮警察が建物の眺望等のチェックに来たとの事です。

ー日本アプレイザル㈱ー