耐震補強について -不動産カウンセラー 京野賀典-
先日、水道橋駅近くの千代田区三崎町にある構造品質保証研究所に、建築構造部門の第一人者である五十嵐俊一先生の耐震セミナーを受講してきました。
今回のセミナーで、初めて「SRF工法」という言葉を知りました。
SRF工法とは、構造品質保証研究所が特許を持つ耐震改修工事の工法の一つであり、ベルト状のポリエステル繊維を包帯状に柱に巻きつけ、柱を補強することで大きな地震を受けても鉛直方向に潰れないようにする工法で包帯補強とも呼ばれています。
リーズナブルな費用で耐震化の効果を発揮しており、新幹線高架橋、鉄筋コンクリート造のビル、マンションから木造住宅にも取り入れられ実績を残してきているとの事です。
愛媛県西条市では市立小中学校、幼稚園施設の耐震化に五十嵐先生のSRF工法を採用し、リーズナブルな耐震化で浮いた予算を新たな施設に投入し、豊富な地下水を利用した省エネの建物を新築しているとの由である。
西条市は、㈱朝日不動産鑑定事務所にて厳しい指導を受けた陸軍大学出身の伯父の田坂勇先生の出身地であり、より興味深く五十嵐先生の講義を聞くことができました。
-日本アプレイザル㈱-